全ての過去問において必ず出題されている問題。
問題数は、3問のみであるが配点は各3点であり計9点と高いため、確実に確保したいところ。
損害保険金・臨時費用保険金・失火見舞費用保険金の3項目から構成される計算問題が中心。
過去問①
①:損害保険金の計算方法
「損害額」 × 「保険金額」 ÷ 「保険価額」÷0.8=損害保険金額
【設問より】
・損害額=600万円
・保険金額=1,200万円
・保険価額=3,000万円
※住宅総合保険・店舗総合保険・住宅火災保険の場合は、0.8で割るが普通火災保険は0.8は不要となる。
つまり、「損害額」×「保険金額」÷「保険価額」=損害保険金額(普通火災保険)となる。
上記の計算式に当てはめて計算すると以下の通りとなる。
600万円(損害額)×1,200万円(保険金額)÷3,000万円(保険価額)÷0.8=300万円(損害保険金額)
②:臨時費用保険金の計算方法
損害保険金額×0.3=臨時費用保険金
上記の損害保険金額が300万円なので、解答は以下の通りとなる。
300万円(損害保険金額)×0.3=90万円(臨時費用保険金)
③失火見舞費用保険金の計算方法
被災世帯数 × 20万円=失火見舞費用保険金額
6世帯×20万円=120万円(失火見舞費用保険金額)
過去問②
Aさんは、自宅建物に保険金額 3,000 万円の住宅総合保険契約を締結していましたが、この建物から火災が発生し、同建物に 2,400 万円の損害を被るとともに、この火災の延焼により、隣家3世帯の住宅建物4棟のそれぞれ一部を焼失させてしまいました。
この場合に支払われる次の1~3の保険金について、下の選択肢から最も適切なものをそれぞれ1つずつ選び、その記号を答えて下さい。
なお、火災発生時のこの建物の保険価額は 4,000 万円とします。また、算出した保険金の額に1万円未満の端数が生じた場合には、千円の位を四捨五入して万円単位で答えて下さい。
①支払われる損害保険金は、いくらになりますか。
②支払われる臨時費用保険金は、いくらになりますか。
③支払われる失火見舞費用保険金は、いくらになりますか。
【損害保険金の算出】
①:2,400万円×3,000万円÷4,000万円÷0.8=2,250万円
【臨時費用保険金の算出】
②:2,250万円×0.3=675万円(臨費限度以上の金額なので、支払は100万円)
※注意:”住宅総合保険”の場合、1敷地内ごと100万円が限度となる。
【失火見舞費用保険金】
③:3世帯×20万円=60万円
過去問③
Aさんは、住居専用建物に保険金額 1,400 万円の住宅総合保険契約を締結していましたが、この建物から火災が発生し、同建物に 1,000 万円の損害を被るとともに、この火災の延焼により、隣家3世帯の住宅建物4棟のそれぞれ一部を焼失させてしまいました。
この場合に支払われる次の1~3の保険金について、下の選択肢から最も適切な金額をそれぞれ1つずつ選び、その記号を答えてください。
なお、火災発生時のこの建物の保険価額は 2,500 万円とします。また、算出した保険金の額に1万円未満の端数が生じた場合には、千円の位を四捨五入して万円単位で答えてく ださい。
①支払われる損害保険金は、いくらになりますか。
②支払われる臨時費用保険金は、いくらになりますか。
③支払われる失火見舞費用保険金は、いくらになりますか。
【損害保険金の算出】
①:1,000万円×1,400万円÷2,500万円÷0.8=700万円
【臨時費用保険金の算出】
②:700万円×0.3=210万円(臨費限度以上の金額なので、支払は100万円)
【失火見舞費用保険金】
③:3世帯×20万円=60万円
過去問④
Aさんは、店舗専用建物に保険金額 3,000 万円の店舗総合保険契約を締結していましたが、この建物から火災が発生し、同建物に 2,000 万円の損害を被るとともに、この火災の延焼により、隣家3世帯の住宅建物3棟のそれぞれ一部を焼失させてしまいました。
この場合に支払われる次の1~3の保険金について、下の選択肢から最も適切な金額をそれぞれ1つずつ選び、その記号を答えてください。
なお、火災発生時のこの建物の保険価額は 4,000 万円とします。また、算出した保険金の額に1万円未満の端数が生じた場合には、千円の位を四捨五入して万円単位で答えてください。
①支払われる損害保険金は、いくらになりますか。
②支払われる臨時費用保険金は、いくらになりますか。
③支払われる失火見舞費用保険金は、いくらになりますか。
【損害保険金の算出】
①:2,000万円×3,000万円÷4,000万円÷0.8=1,875万円
【臨時費用保険金の算出】
②:1,875万円×0.3=562万円(臨費限度以上の金額なので、支払は500万円)
※注意:”店舗総合保険”の場合、1敷地内ごと500万円が限度となる。
【失火見舞費用保険金】
③:3世帯×20万円=60万円
過去問⑤
Aさんは、住居専用建物に保険金額 2,400 万円の住宅総合保険契約を締結していましたが、この建物から火災が発生し、同建物に 1,800 万円の損害を被るとともに、この火災の延焼により、隣家2世帯の住宅建物3棟のそれぞれ一部を焼失させてしまいました。
この場合に支払われる次の1~3の保険金について、下の選択肢から最も適切な金額をそれぞれ1つずつ選び、その記号を答えてください。
なお、火災発生時のこの建物の保険価額は 3,000 万円とします。また、算出した保険金の額に1万円未満の端数が生じた場合には、千円の位を四捨五入して万円単位で答えてください。
①支払われる損害保険金は、いくらになりますか。
②支払われる臨時費用保険金は、いくらになりますか。
③支払われる失火見舞費用保険金は、いくらになりますか。
【損害保険金の算出】
①:1,800万円×2,400万円÷3,000万円÷0.8=1,800万円
【臨時費用保険金の算出】
②:1,800万円×0.3=540万円(臨費限度以上の金額なので、支払は100万円)
【失火見舞費用保険金】
③:2世帯×20万円=40万円
過去問⑥
Aさんは、店舗専用建物に保険金額 3,900 万円の店舗総合保険契約を締結していました が、この建物から火災が発生し、同建物に 3,200 万円の損害を被るとともに、この火災の 延焼により、隣家3世帯の住宅建物4棟のそれぞれ一部を焼失させてしまいました。 この場合に支払われる次の1~3の保険金について、下の選択肢から最も適切な金額を それぞれ1つずつ選び、その記号を答えてください。 なお、火災発生時のこの建物の保険価額は 5,000 万円とします。また、算出した保険金 の額に1万円未満の端数が生じた場合には、千円の位を四捨五入して万円単位で答えてく ださい。
①支払われる損害保険金は、いくらになりますか。
②支払われる臨時費用保険金は、いくらになりますか。
③支払われる失火見舞費用保険金は、いくらになりますか。
【損害保険金の算出】
①:3,200万円×3,900万円÷5,000万円÷0.8=3,120万円
【臨時費用保険金の算出】
②:3,120万円×0.3=936万円(臨費限度以上の金額なので、支払は500万円)
【失火見舞費用保険金】
③:3世帯×20万円=60万円
Aさんは、住居専用建物に保険金額 1,200 万円で住宅総合保険契約を締結していましたが、この建物から火災が発生し、同建物に 600 万円の損害を被るとともに、この火災の延焼により、隣家6世帯の住宅建物7棟のそれぞれ一部を焼失させてしまいました。
この場合に支払われる次の1~3の保険金について、下の選択肢から最も適切な金額をそれぞれ1つずつ選び、その記号を答えて下さい。
なお、火災発生時のこの建物の保険価額は 3,000 万円とします。また、算出した保険金の額に1万円未満の端数が生じた場合には、千円の位を四捨五入して万円単位で答えて下さい。
①支払われる損害保険金は、いくらになりますか。
②支払われる臨時費用保険金は、いくらになりますか。
③支払われる失火見舞費用保険金は、いくらになりますか。